5大栄養素ってありますよね。
それで、人間は3大栄養素しかとらないと、どうなってしまうのでしょうか。
できるだけ、わかりやすくお願いします。
糖質・脂質・タンパク質が「三大栄養素」、
これにビタミンとミネラル(無機質)を加えたものが「五大栄養素」ですね。
ビタミンとミネラルにはそれぞれたくさんの種類があります。
そして、ビタミンやミネラルは体の中で全て機能が異なるので、欠乏症も全て違うのです。
酵素反応に必要だったり、ホルモンとして情報伝達を行ったり、
酸素の運び手の一部だったり、目で光を感じる色素の一部だったり......
欠乏症は、それぞれが担っている役割によって異なってきます。
例えば、
ビタミンB1の欠乏症は「脚気(かっけ)」と呼ばれ、脚のむくみや運動障害、神経障害として現れます。
ビタミンCの欠乏は「壊血病」で、歯茎や目などの粘膜からの出血、骨形成不全と成長障害など、
ビタミンAの欠乏は皮膚の硬化、夜盲症(いわゆる「鳥目」、暗いところでの視力低下)、免疫機能の低下などが生じます。
鉄の欠乏は貧血やだるさ、亜鉛の欠乏は皮膚炎・口内炎・味覚障害など。
ビタミンやミネラルの欠乏症の恐ろしいところは、
発症にかかる期間が長く、そのため欠乏に気が付きにくいこと、
また、一旦発症すると回復が難しいことです。
ただ不足している栄養素を慌てて摂ればいいかというと、
それだけでは治らないことが多いのです。
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