2012年3月28日水曜日

みかんが風邪に効くというのは迷信なんでしょうか?

みかんが風邪に効くというのは迷信なんでしょうか?

良くそういう話聞いた事があるのですが・・・。

実際はどうなんでしょう!?

ビタミンcが多く含まれているから効く!と言うことも聞くんですが。

実際、どのような効果が得られるのでしょうか!?

今、風邪ひきなんですが、みかんを食べるとよくなりますか?







アメリカでは風邪の患者に一時的にビタミンCを大量に投与するという治療法が発表されました。

……といってもビタミンCが直接風邪の薬になるわけではありません。風邪を予防したり、治したりするホルモンは体内の副腎で作られますが、ビタミンCはそのホルモンを作るための材料になり、風邪のウイルスの繁殖を防ぐ働きをするのです。 ですから、風邪をひいてから食べるのでなく、ひかないように予防の意味で、みかんをたくさん食べようというのが答えでしょう。







【ガン予防】【骨粗しょう症予防】 βクリプトキサンチン

βクリプトキサンチン(みかんの黄色成分であるカロテノイド)天然色素(黄~赤色)の総称



抗酸化力が強く美容やがん予防に効果的な成分として知られています。



β-クリプトキサンチンは、温州みかんで特に含有量が多く1個当たり1~2mg程度含まれ、

オレンジやレモン、グレープフルーツなどの他の柑橘類の約60倍以上になります。



身近なところでは、にんじんに多い?カロテンやトマトに多いリコピンなどと同じ仲間です。



独立行政法人 農業技術研究機構の果樹研究所カンキツ研究部が行った試験管内実験や、動物実験による研究の結果、クリプトキサンチンは、βカロテンに比べてはるかに強い発がん抑制効果があることがわかりました。

とくに大腸がんの予防に役立つと考えられ、同研究部では、今年から人を対象にした臨床試験を

始める予定です。



βクリプトキサンチンが威力を発揮しそうな病気が、骨粗しょう症です。



ネズミを使った実験では、骨量が増えたとの報告もあり、骨形成を促す成分としては、これまで最も多いとされてきたビタミンK2よりはるかに強力です。



βクリプトキサンチンの特徴は、一日でその作用が消える他の食品成分と異なり、2ヶ月以上も影響が続く事で冬場に食べたみかんのβクリプトキサンチンが、春も体を守ってくれるという訳です。

日本人、特にみかん好きな人は、欧米人と比べて血液中のβクリプトキサンチン濃度が高いと言われています。



【風邪予防】 ビタミンA・C、シネフィリン、ヘスペリジン



シネフィリン・・・温州みかんだけに含まれ、他の果物にはない(オレンジにもない)風邪に有効な成分で、気管支の筋をゆるめる作用があり、のどに関係した風邪に効果があるそうです。



ビタミンA・・・皮に多く含まれ、腸内でビタミンAに変わります。

これが不足すると角膜炎などの眼病となったり、肌が粗くなったり、骨や歯の発達が悪くなります。



【整腸作用】 ペクチン、セルロース



【美肌作用】 ビタミンC、クエン酸、ペクチン





ビタミンCについては ココを見て下さい。

クエン酸・・・みかんに含まれる主な有機酸







【脳卒中予防】 ヘスペリジン



みかんのスジに多く含まれます。ヘスペリジンの含有量は袋で実の50倍、スジは実の100倍と言われています。



毛細血管の強化、血圧上昇抑制、血中中性脂肪の分解などの健康効果があり、血管そのものを丈夫にする働きがあるのです。



【高血圧予防】 カリウム、ヘスペリジン



カリウムは、心臓や筋肉の機能を調節し、人間の体液を中心に保つ役割があります。

また、高血圧の予防にも役立ちます。







【心臓病予防】 ビタミンC



米ライナス・ポーリング研究所のバルツ・フライ所長が、ビタミン広報センター20周年記念講演会(東京)で述べたところによると、1日に50ミリグラム以上のビタミンCを摂取し続ければ、心臓病にかかるリスクは男性で45%、女性で25%ダウンするという事です。







【白内障予防】 ビタミンC



眼球にはビタミンの中で一番多く含有しているのがビタミンCです。ビタミンC欠乏の人に

白内障・飛蚊症や目の成人病が多い事も最近わかってきました。



目の調子がよくない時に眼科にいくと、ビタミンCをくれます。 眼球は、ビタミンCを高濃度に含む器官ということが分かったからです。



目の病気(白内障や飛蚊症、加齢性黄斑変性症、緑内障等)になった場合、ルテインだけではなく、ビタミンCを多く摂ることが必要です。

健康な成人の場合でも1日2000mg、目の病気になったら1日5000mgを積極的に摂ることが改善への近道となることが分かっています。





【アレルギー改善】 ヘスペリジン

ミカンに含まれる物質・ヘスペリジンは、アトピー性皮膚炎などアレルギー症状に強い効き目があるそうです。毛細血管の強化、血圧上昇抑制、血中中性脂肪の分解などの健康効果があり、血管そのものを丈夫にする働きもあるのです。

ミカンを食べるときはスジも食べましょう。ヘスペリジンの含有量は袋で実の50倍、スジは実の100倍と言われています。








ミカンの話からは少し脱線しますが、毎年、冬も寒くなると風邪をひく人が多くなりますね。毎年必ず風邪をひくという人も少なくないようです。驚いたことに風邪をひくのは人間とチンパンジーとモルモットだけだそうです。



さらに驚くことは、体内でビタミンCを作り出せない動物も、また、人間とチンパンジーとモルモットだけ。

どうやら、風邪とビタミンCには密接な関係があるようですね。

実は「体内にビタミンCが欠乏すると風邪になりやすい」とされています。

昔から「風邪の時はキンカンを食べろ」とか「柿を食べると風邪をひかない」と言われているのも、それらの果物にビタミンCが大量に含まれているためでしょう。

アメリカでは風邪の患者に一時的にビタミンCを大量に投与するという治療法が発表されてます。



……といってもビタミンCが直接風邪の薬になるわけではありません。風邪を予防したり、治したりするホルモンは体内の副腎で作られますが、ビタミンCはそのホルモンを作るための材料になり、風邪のウイルスの繁殖を防ぐ働きをするのです。



ですから、風邪をひいてから食べるのでなく、ひかないように予防の意味で、ミカンをたくさん食べましょうというのが正解ですね。

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