2012年3月23日金曜日

骨粗鬆症の症状について

骨粗鬆症の症状について

骨粗鬆症の症状は、甲状腺機能亢進症(パセドウ病)やクッシング症候群、糖尿病などですが、なぜ、骨粗鬆症により、糖尿病が引き起こされるのでしょうか?骨粗鬆症により、膵臓の機能が阻害されるからでしょうか?





また、副甲状腺ホルモンは、骨吸収や骨代謝の働きがあり、米国で副甲状腺ホルモンが骨粗鬆症の治療に効果ありという研究結果が出ていたが、骨粗鬆症の症状では、副甲状腺ホルモンが上昇するのはなぜでしょうか?骨吸収の方が骨代謝より強いからでしょうか?





乱文ですみません。難しい質問ですが、よろしくお願いします。







少し用語が混乱しているように思えます。

骨粗しょう症の原因として、原発性はエストロゲンの低下が知られています。

続発性の原因として、Cushing(ステロイド過剰) や甲状腺機能亢進症の他、栄養性、薬物性などが知られています。

糖尿病との関連として上げるとすれば、1型糖尿病(インスリンの産生減少)などの自己免疫疾患とビタミンD欠乏症の関連が指摘されていますが、因果関係は不明です。敢えて因果関係で繫ぐとすれば 糖尿病→腎機能障害→腎における活性ビタミンD合性の阻害となりますが、腎不全は骨粗しょう症のメジャーな原因とは言えません。



骨粗しょう症の症状は、疼痛、易骨折などが挙げられます。



骨粗しょう症の治療の第一選択は、ビスフォスフォネート系の薬剤で、後は活性化ビタミンD、カルシウム投与などで、カルシトニンは治療薬としてあり得ますが、寡聞にして、副甲状腺ホルモンが骨粗しょう症の治療に有効とは聞きません。

御指摘のように 副甲状腺機能亢進症は骨粗しょう症を助長します。



まず、症状とは、その疾患によって患者さんに起きる現象ですし、骨粗しょう症により、Cushingや、バセドウや糖尿病になるのではないので、 因果関係を逆にとらえておられるように思います。

ご検討いただければ と思います。

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