文豪が学力テストを受けたらどのような結果になりますか。
日本の文豪5人が、学力テストを受けたらどうなりますか。適当に予想して下さい。
僕の予想だと、鷗外博士が理系文系どちらも一番をとってしまいダントツの1位。 つづいて露伴さんが幅広い知識で点数を伸ばし、英語読解問題で差をつけた漱石さんが第3位。 三島さんは体力テストは良かったが、社会の記述問題で独自の政治理論をふりまわして罰点。 谷崎君は古文以外ほとんど点数とれず、最下位だと思います。
どうですか?
森鴎外=ビタミンBの知識欠乏症で減点
夏目漱石=当て字の書き過ぎで減点
三島由紀夫=運動神経ゼロ及び褌のしめ方が下手でオムツみたいに見えたので減点
幸田露伴=「俺なんかどうせ時代遅れだ」と言って釣りに出かけテストは欠席
谷崎潤一郎=脂肪過多症で入院のためテストは欠席
口語体で文章を書いていた人に、現代の共通語がわからないはずがない。文語文を読めない人とは、初めからレベルが違う。
鴎外は、とくに理科は医学・薬学以外はそれほどでもない。数学も怪しい。まあ総合点はよいでしょう。
露伴の「幅広い知識」の内容が不明。好奇心は強かったが、テストに通じる学力があったか?
漱石は、関心の範囲は露伴並み。ただ理科系が、寺田寅彦が私淑していたとはいえ、学力は不明。英文解釈力くらい、ここにあげられている「文豪」は誰でも当然、かなりできた。
三島については、見方が通俗的すぎる。彼の「体力」など、ごく外見的な、人工的なもの。彼は典型的な優等生で、歴史など相当に詳しかった。「政治理論」など出題されるはずがない。
谷崎の、一高以来の優等生ぶりを知らない?「文章読本」など、相当に英文が読めなくては書けない。
要するに、こういうテストは一高ー東大出身をあげれば、成績がよいに決まっている。とくに昔は。
その一例で、芥川がでていないのはなぜ?木下杢太郎も、立原道造も加藤周一も。文・理系を問わぬ秀才タイプがあまり出ていない。自然主義と白樺派は、東大出でも物知らずがよくいる。ただ少なくとも漢文・古文と英語力、歴史知識などは、当時の文学者は今とは比較にならない。今の東大生は、馬鹿にされるだけだ。
最後に「鴎外博士」などという博士は存在しない。これは鴎外自身がこぼしていた。森林太郎博士。
現代の言葉が分からず、点数が取れないかな。
古典を勉強してない人に、古文を見せても意味が解らないのと一緒。
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